どうして「怖い話」を見たくなるの?
今朝早く、怖い話を読んで眠れなくなった妻に起こされました。
怖がりなんだから、見なきゃいいのにって思うところですが。
怖がりだからこそ見たくなっちゃうんですよね・・!わかる~!
ということで、
今日は何で怖いくせに怖い話を見たくなるのかを解説します。
1.怖いもの見たさ(カリギュラ効果)
人は見ちゃダメ!と言われると、余計に見たくなるという性質があります。「本質がわからないもの」を目の当たりにすると、知りたい!欲が出ちゃうんです。
なので、自分が怖がりだから見たら寝れなくなる・・・。と分かっていても、それに抗って見てしまいます。
これ、怖い話程度ならいいんですけど、本当に危ない時にも発揮されちゃうんですよね。それはたとえば災害や通り魔などで危険が迫っているとき、「逃げろ!!」と言われると、「何から逃げるのかな、どれだけやばいのかな」と確認したくなります。これはもう本能と言ってもいいです。そのせいで逃げ遅れる人が毎回必ずでます。だからホントは「走れ!!」と伝えるのが正しいとされています。確認したくなるエッセンスを入れないことが重要ですね。
2.恐怖とドキドキは似ている
よく「吊り橋効果」って聞きますよね。危ないつり橋を一緒にわたると、怖さのドキドキなのか恋愛のドキドキなのか分からなくなって恋に落ちやすくなるアレです。
怖い話を読むときは、あれを一人で疑似体験しているのです。怖くて心臓バクバクいってるのに、謎の高揚感があって読むのをやめられない・・のはこのせいです。
3.実はけっこう疲れている
人は恐怖を感じるときこそ強く「正」を感じると言います。なのでもしかしたら日常に刺激が足りない証拠かもしれません。怖い話が見たくなったらお出かけしたいサインかも。そしてもう一つ。恐怖を感じると脳内に快楽物質が分泌され、中和しようとします。この快楽物質は鎮痛剤レベルに強力と言われており、快感がすごいです。
4.自分とかけ離れた世界だから楽しめる
ホラーの世界と自分のいる世界は別物だと思っているから楽しめるのです。これがほんとにヤバイ現象が起きる旅館とかに一人で泊まってて、めっちゃ怖いときにわざわざホラーみないでしょ?自分と関係ないと油断してるから安心して怖い話が見れるんです。
怖い話が好きなアナタ。その怪奇現象が本当に別世界の話だったらいいですね・・・。